2 外反母趾

 外反母趾、その名の通り足の親指が外反状態になる、つまり外を向くのが外反母趾だと大半の人はお思いでしょうが、実はだんびろ(幅広い)足の人がなるのが外反母趾なのです。足の甲が広がると親指が外に小指が内に(内反小指)向いてしまうからです。

足の甲が広がると相対的に親指が外に小指が内に向きます。

つまり過剰回内足の状態で親指を強く踏みしめると外反拇指に、小指で強く踏みしめると内反小指にへと変形し、時に強い痛みが出現します。

 

つまり、外反拇指や内反小指の根本的な改善方法は過剰回内足を止めてあげればよいのです。

過剰回内運動を起こしている人の足の特徴は、足の裏や指に胼胝(たこ)やうおのめなどが目立ちます。

歩行時にそれだけストレスがかかっている証拠ですね。

外反拇指や内反小指を改善させるには、足を回外にする必要があります。

 

足を回外に保つには

①かかとの小指側に体の重心をおく。

②歩行時に母指球を踏みしめない。

③膝を内側に入れない。

④歩行時にはつま先が進行方向を向くように足を出す。

以上を注意して頂くと、現在抱えている膝や股関節の痛みが改善するかも知れません。


2023年01月20日